年金生活に入ってから、
自己破産の相談に来られる方は少なくありません。
多くの場合、
「この年齢で破産ができるのか」
「いろいろと病院にかかっているが、いけなくなるのではないか」
といった不安を抱えながら来られます。
以下は、
年金生活に入ってからの破産相談における私なりの備忘です。
破産に年齢制限はない
自己破産の相談をしに来られる高齢者の方で、
「この年で破産はできないのでは?」という方が結構いらっしゃいます。
まず、自己破産手続きに年齢の制限はありません。
また、今後支払い続けることができるのかという点から、
個人再生手続きが現実的ではない場合も多く、
自己破産手続きを勧める場合が多いです。
極限まで生活を切り詰める必要はない
自己破産の相談をしに来られる高齢者の方の中には、
自己破産が認められるためには、
節約をして、生活を切り詰めないといけないのではないか
と思っておられる方も結構いらっしゃいます。
確かに、もし浪費といえるような過大な出費があるのであれば、
それは見直していただく必要はあります。
しかし、例えば病院に行くのを我慢したり、必要な保険を解約したり、
食事を制限したり、エアコンをつけるのを我慢したり、
そのようなことまでする必要はありません。
「節約」という意識は必要ですが、普通の生活を営んでいただくのは全く問題ないのです。
財産の有無は丁寧に確認する必要がある
年金を受け取って生活をしていても、
- 預貯金
- 不動産
- 退職金があれば、その残額
など、
一定の財産を有しているケースが当然にあります。
そのため、保有してる財産の有無については丁寧な整理が必要になります。
小括
年金生活に入ってからの自己破産は、
決して珍しいものではありません。
多くの場合は、
- 無理な返済を続けることで
- 日々の生活が圧迫され
- このままでは生活そのものが成り立たなくなる
そうした状況を避けるために、
自己破産という選択がなされています。
年金生活に入ったとはいえ、
老後の時間はまだまだ長く続きます。
返済を優先するあまり、
生活の安定や心身の余裕を失ってしまうことは、
望ましいとは思いません。
自己破産は、
過去を清算するためだけの制度ではなく、
これからの生活を維持していくための選択肢
として検討されるべきと思っています。
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